January 27, 2020 / 2:42 AM / a month ago

株式こうみる:新型肺炎、中国経済への影響懸念でリスクオフ=SMBC日興 牧野氏

[東京 27日 ロイター] - <SMBC日興証券 チーフエコノミスト 牧野潤一氏>

中国武漢市で発生し、感染が拡大している新型コロナウイルスによる肺炎は、2003年に800人近くが死亡した重症急性呼吸器症候群(SARS)と比較すると感染力や致死率は低いとされる。ただ、27日の日経平均は一時509円86銭も下げた。マーケットが感染拡大によって直接打撃を受けるであろうインバウンド・アウトバウンドに加え、中国経済全体の停滞を懸念し、リスクオフに動いていることが分かる。

中国の海外旅行支出は毎年増加傾向で、SARSが感染拡大した2003年は全世界のうちの2.7%程度だったのに対し、現在はおよそ19%とされる。また、インバウンド・アウトバウンド以外にも、中国と貿易関係を持つ会社は国内に多数ある。中国経済の停滞により受ける影響は、アジアの中でも日本が極めて大きくなる。今日の日経平均の下げは、これらの影響を踏まえると妥当と考える。

ただ、現在実施されている団体旅行の禁止や公共交通機関の運行停止が、今後どれくらいの規模・期間で行われるかという点が注目される。また、感染源の特定や感染者の治療が進むだけでマーケットの見方は変わってくる。引き続きコロナウイルスを巡るニュースに左右される相場が続きそうだ。

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