September 10, 2018 / 2:50 AM / 14 days ago

株式こうみる:新興国通貨の安定で短期的反発も、昨年秋相場の再来見込めず=UBS証 居林氏

[東京 10日 ロイター] -

<UBS証券ウェルス・マネジメント本部 ジャパン・エクイティ・リサーチ・ヘッド 居林通氏>

米国は景気が良好な状態にある中で通商政策では強気に出ている。中国と日本は政治的な問題から切れるカードは限られており、大きな譲歩はできない。通商問題の部分で、日本企業の収益に対するインパクトはまだ出ていないが、投資家マインドを悪化させ、日本株のPER(株価収益率)を押し下げている。

米国ではインフレが起きつつあるが、トランプ米大統領はドル高と中央銀行の利上げ姿勢を嫌う。足元では米国一人勝ちの相場となる一方、新興国経済の不安があおられ、そこに貿易戦争が加わる構図となっている。

日本株は自民党総裁選を除けばあまり材料はない。他の先進国市場と同様に、米国株と中国株の板挟みになっている。ただ、中国企業の業績は堅調で、中国株も落ち着き始めている。トルコリラをはじめとした新興国通貨が安定すれば、日本株はいったんはリバウンドが見込める。ただ、上値もないだろう。

安倍首相が自民党総裁選で3選を果たした場合、「経済第一」から「改憲第一」に舵が切られるとみている。経済第一の路線の変化は海外投資家が懸念する点だ。アベノミクスが信任されたという見方から昨年秋の衆院選後にあったような株価の上昇は、今回は起こらないだろう。

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