March 25, 2020 / 2:34 AM / in 12 days

株式こうみる:株高の根本は景気回復期待でなく信用不安後退=大和証 木野内氏

[東京 25日 ロイター] -

<大和証券 チーフテクニカルアナリスト 木野内栄治氏>

今回の株価上昇の根本は、米国はじめ各国が協調して打ち出す経済対策での景気回復期待ではなく、信用不安の後退が大きい。

これまでの下げは、新型コロナウイルスの影響による景気悪化懸念に、途中から原油価格急落に伴う信用不安が重なった経緯がある。ロシア、サウジアラビアが増産を続ければ、米国のシェールオイルが退場を余儀なくされることになり、そこでクレジットリスクが生じる。2015─2016年のチャイナショック時と同じ構図だ。

今回、米国が明らかにした大規模な経済対策実施で、景気回復に伴う原油需要増加のレールを敷いた形となり、現在は、チャイナショックが収まった時と同じような状況になっている。日経平均が2万円を割り込んだ時点で「原油価格が急落せず、材料が新型コロナだけなら2万円を大きく下回ることはなかった」と言われたが、信用不安が後退してきたことで、その水準まで戻ったと思えば分かりやすいだろう。

ただ、問題はこれから。相場は、信用不安によるオーバーシュートを解消したのにすぎない。欧米の状況をみると、すぐに景気が回復するとは思えず、本格的な戻りを探るのは新型コロナの終息を待ってからだろう。武漢の封鎖解除のニュースを踏まえると、そこまでに2カ月程度はかかるのではないか。

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