August 5, 2019 / 5:26 AM / 17 days ago

株式こうみる:米中貿易摩擦、影響は広範囲に連鎖=SMBC信託 山口氏

[東京 5日 ロイター] -

<SMBC信託銀行 シニアマーケットアナリスト 山口 真弘氏>

米中貿易摩擦の影響が様々な形でマーケットに出ている。まず、米中貿易交渉の長期化への懸念により、円高が後追いする形で進行している。105円台に上昇した場合、各企業が設定した想定為替を下回るため、業績に対する不透明感は一段と深まる。また、日本株は「世界景気の敏感株」という位置づけである以上、景気減速への懸念が強まれば買いづらいと同時に売りやすい。米中貿易摩擦の影響は広範囲にわたって連鎖している。

日経平均株価の低迷期はおそらく長引くだろう。4月24日の年初来高値2万2362円92銭への年内の回復は、状況が変わらない限り難しい。想定レンジは先週までは2万1500円台をみていたものの、トランプ大統領の対中追加関税の発言を受けて、水準を下げざるを得ない状況になった。関税自体は9月から適用だが、これまでの経緯を踏まえると先送りをする可能性もある。8月はいったん2万0500円近辺で下げどまるのかもしれないが、実際に9月の適用が実施されると、2万0500円台を下回ることも想定される。

また、今回の追加関税措置は、来年11月の米大統領選が念頭にあるとの見方もある。しかし、現職の大統領にとって、選挙前は財政政策で景気を押し上げ、堅調な経済金融情勢を作り上げたいものだ。今回の対中追加関税による経済への長期的な悪影響が顕著になれば、経済を優先し、対中関税を緩め、株価は上昇させる考えもある。

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