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欧州市場サマリー(24日)

[24日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。石油株が売られ、全体水準を押し下げた。英小売売上高は新型コロナウイルスの危機による経済への打撃を示した。

米バイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズGILD.Oが開発中の薬の臨床試験で、新型ウイルスの重症患者への効果がなかったとの報道から、世界的に市場心理が悪化した。

FTSE100種 は週間ベースで0.60%下落し、2週連続でマイナスとなった。今週は原油が前代未聞の規模で値を下げた。

石油大手のBPBP.Lとロイヤル・ダッチ・シェルRDSa.Lはこの日、2.8%と3.1%それぞれ下落した。

3月の小売売上高は統計開始以降、最大の落ち込みを記録した。何千もの企業が事業を停止し大半の小売店が閉まる中、英消費者信頼感指数は2009年以来の低水準を付けた。

出版のピアソンPSON.Lは4.1%安だった。四半期売り上げが5%減ったほか、「ソーシャル・ディスタンシング」対策が長期化した場合、より大きな打撃を受けると警告したことが不安視された。

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。新型コロナウイルスの危機による世界経済への打撃がますます明らかになる中、欧州連合(EU)首脳が合意した1兆ユーロ規模の緊急基金について詳細が決まらず、失望売りが出た。

週初めは原油が暴落し、関連株が売られた。この日の値下がりも加わり、STOXX欧州600種は週間ベースで1.16%下落した。3週間ぶりのマイナスとなった。

EU首脳は23日、約5000億ユーロの支援策を承認したが、意見の対立が生じている1兆ユーロ規模の基金の詳細については決断を夏まで持ち越した。2021─27年のEU予算案の下での復興基金の設立を話し合った結果、欧州委員会に対し、5月6日までに詳細を詰めた案を提示するよう指示した。

ドイツ銀行リサーチのアナリストは「EUの復興計画を予算の協議に組み込むことで話し合いはますます複雑になる。合意までの道のりは簡単でない」と指摘。「次回のEU首脳会議は6月の18─19日だ。ここで最低限、主要な合意点は発表されるかもしれない。それまでにこなす作業はたくさんある。もっと交渉が必要だ」と述べた。

3月の英小売売上高は統計開始以降で最大の落ち込みを記録した。前日に発表された各国の統計は事業が落ち込んだことを示したほか、米失業保険申請件数は5週間で2600万件を超えた。

STOXX欧州600種旅行・娯楽関連株指数.SXTPは3.44%下落した。個別銘柄ではドイツの航空大手ルフトハンザLHAG.DEが8.0%安だった。最高経営責任者(CEO)が社員に対し、新型ウイルスの危機が終わった後、航空機と人員が減るとの見通しを示した。前日発表した第1・四半期決算では12億ユーロの損失を報告し、複数の証券会社が目標株価を引き下げた。ソシエテ・ジェネラルは投資判断を2段階引き下げ「売り」とした。

一方、好調な第1・四半期決算を発表したスイス食品大手ネスレNESN.Sとフランスの製薬大手サノフィSASY.PAは値を上げた。新型ウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け、食品や痛み止め・解熱剤の薬が売れた。

<ユーロ圏債券> 欧州中央銀行(ECB)が域内経済の支援に向け打ち出す措置に注目が集まる中、南欧諸国の国債利回りが10ベーシスポイント(bp)程度低下した。

欧州連合(EU)は23日の首脳会議で、新型コロナウイルス流行で打撃を受けた経済の復興支援に1兆ユーロ規模の緊急基金を設立することで合意した。ただ、資金を返済の必要がない助成金として支給するのか、あるいは返済が必要な貸付金として支給するかを巡って各国の意見が分かれたため、詳細は今後に持ち越された。

これを受け、この日の国債利回りは当初上昇していたが、その後は低下。ラボバンクの金利戦略部門責任者、リチャード・マグワイヤ氏は「EU首脳会議が肩透かしに終わったため、利回り低下の理由を理解するのは難しい」と指摘。ただ「ECBが今のところ何も行動を起こしていないことが背景にある可能性がある」と述べた。

ただ、現時点では介入は確認されていないものの、複数の関係筋は中銀によるイタリア国債の買い入れがやや増加したとしている。

イタリア10年債IT10YT=RR利回りは10bp低下。一時は2.11%まで上昇したものの、1.87%近辺と4日ぶりの低水準を付けた。

2年債IT2YT=RRと5年債IT5YT=RRの利回りは一時12bp上昇したものの、その後は5bpの低下となった。

イタリア10年債と独10年債との利回り格差DE10IT10=RRは234bp。一時は256bpまで拡大した。

スペイン10年債ES10YT=RR利回りは9.5bp低下の0.96%、ポルトガル10年債PT10YT=RR利回りは10.5bp低下の1.10%。ギリシャ10年債GR10YT=RR利回りは約5bp低下した。

独10年債DE10YT=RR利回りは約4bp低下。終盤の取引ではマイナス0.47%となっている。

格付け会社S&Pグローバルはこの日、イタリアの格付けについて発表する予定。INGのストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は「S&Pグローバルはイタリアを格下げしない公算が大きい」と予想。「ECBは欧州南部と北部との間の見解の相違という長期にわたり存在している問題を解決することはできないが、長期的な問題が短期的な問題として顕在化するのは防止できる。ユーロ圏危機の再発を防いでいるのは今やECBのみとなっている」と述べた。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.0796 1.0739 EUR=

ドル/円 107.43 107.68 JPY=

ユーロ/円 115.99 115.66 EURJPY=

<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード

STOXX欧州600種 329.59 -3.65 -1.10 333.24 .STOXX

FTSEユーロファースト300種 1292.32 -14.65 -1.12 1306.97 .FTEU3

ユーロSTOXX50種 2809.07 -43.39 -1.52 2852.46 .STOXX50E

FTSE100種 5752.23 -74.38 -1.28 5826.61 .FTSE

クセトラDAX 10336.09 -177.70 -1.69 10513.79 .GDAXI

CAC40種 4393.32 -57.68 -1.30 4451.00 .FCHI

<金現物> 午後 コード

値決め 1715.9 <GOLD/EU1

>

<金利・債券>

米東部時間14時49分

*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード

3カ月物ユーロ 100.24 +0.08 100.16 FEIc1

独連邦債2年物 112.20 +0.05 112.15 FGBSc1

独連邦債5年物 135.31 +0.26 135.05 FGBMc1

独連邦債10年物 172.76 +0.66 172.10 FGBLc1

独連邦債30年物 215.02 +2.12 212.90 FGBXc1

*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード

独連邦債2年物 -0.707 -0.024 -0.682 DE2YT=RR

独連邦債5年物 -0.662 -0.039 -0.624 DE5YT=RR

独連邦債10年物 -0.471 -0.045 -0.427 DE10YT=RR

独連邦債30年物 -0.088 -0.053 -0.031 DE30YT=RR

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