[21日 ロイター] - 週明けの欧州株式市場はほぼ横ばい で取引を終えた。景気動向が不透明な際に通常好まれるディフェンシブ 部門が上げたものの、中国での新型コロナウイルスの感染者増加の影響 の懸念からコモディティー(商品)株が下落した。 一方、ディフェンシブ部門のSTOXX欧州600種ヘルスケア株 指数、メディア株指数、食品・飲料株指数は1 .01─1.22%上昇したのが相場全体の下落幅を抑えた。 他方、工業株指数、旅行・娯楽関連株指数、資源株 指数は0.24─1.56%下げた。 中国・北京の最も人口の多い地区では住民に外出自粛を要請するな ど、中国での新たな新型コロナ規制による経済への悪影響が懸念された のが投資家心理を悪化させた。 ハーグリーブス・ランズダウンのシニア投資・市場アナリスト、ス ザンナ・ストリーター氏は「インフルエンザの流行が懸念される中で状 況が悪化して商品株の新たな下落圧力となり、鉱業関連企業は今日の取 引で一層痛みを感じている」との見方を示した。 石油・ガス株指数は2.78%下落。サウジアラビアと他 の石油輸出国機構(OPEC)産油国が増産を巡り協議していると報じ られ、北海ブレント原油先物が1バレル当たり5ドル超下げたのが嫌気 された。 個別銘柄では、フランスの鋼管大手バローレックは13 .2%の急落。四半期コア利益が低調だったのが重しとなった。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600 433.06 -0.27 -0.06 433.33 種 FTSEユーロファー 1709.84 -1.65 -0.10 1711.49 スト300種 ユーロSTOXX50 3909.28 -15.56 -0.40 3924.84 <.STOXX50E 種 > (ーからご覧ください)
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