[21日 ロイター] - 欧州株式市場は反発して取引を終えた。 防衛銘柄や石油株が上昇したのが相場全体を支えた。 ロシアのプーチン大統領が軍の部分動員令に署名し、西側による「 核の脅し」を批判したとの報道でSTOXX欧州600種指数 は一時下落する場面があった。 この日大幅利上げを決めると見られている米連邦準備理事会(FR B)の連邦公開市場委員会(FOMC)の発表が注目されており、HY CMのチーフマーケットアナリスト、ジャイルズ・コグラン氏は「現段 階で75ベーシスポイント(bp)の利上げは織り込み済みだが、関心 はターミナルレート(政策金利の最終到達点)がどうなるかだ」と指摘 した。 防衛銘柄ではフランスの防衛・電子機器大手タレス、英 防衛大手BAEシステムズ、イタリアの航空防衛大手レオナル ド、ドイツの防衛機器大手ラインメタルが4.0% ─9.3%上昇。 ドイツのガス・電力会社ウニパーは25.3%下落し、 親会社のフィンランドのフォータムは9.5%上げた。ド イツ政府がフォータムからウニパー株を取得し、ウニパーを国有化する ことに合意したのが要因。 STOXX欧州600種石油・ガス株指数は1.55%上 げた。ロシアの部分動員令の報道を受けて原油価格が上昇したのが材料 視された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600種 407.05 +3.63 +0.90 403.42 FTSEユーロファース 1608.88 +13.07 +0.82 1595.81 ト300種 ユーロSTOXX50種 3491.87 +24.78 +0.71 3467.09 <.STOXX50E > (ーからご覧ください)
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