[5日 ロイター] - <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600 400.94 -0.75 -0.19 401.69 種 FTSEユーロファー 1545.56 -2.72 -0.18 1548.28 スト300種 ユーロSTOXX50 3547.85 -16.54 -0.46 3564.39 <.STOXX50 種 E> 欧州株式市場は反落して取引を終えた。石油や小売業の株が買われた一方、ディフェ ンシブ銘柄が売られて全体水準を押し下げた。英国で導入された新たなロックダウン(都 市封鎖)は、相場への大きな打撃とはならなかった。 ロンドンのFTSE100種は0.61%上昇した。英石油大手のBPとロイ ヤル・ダッチ・シェルが押し上げ要因だった。石油輸出国機構(OPEC)加盟 国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が行った2月の協調減産協議が 行き詰まり、原油が値を上げた。 AJベルの投資ディレクター、ラス・モールド氏は「イングランドの新たなロックダ ウンに対する市場の反応はもっとひどくなる可能性もあった。ただ前日にスコットランド で同様の規制が導入されたことなど、全面的なロックダウンが導入されることを示唆する 兆しはここ最近たくさんあった」と指摘。「それでも、ロックダウンの厳しさを踏まえる と、ロックダウンで売られる株式が落ち込み、買われる株式が上げるという前年の動きが 再現されてもおかしくなかった。どうやら今回はそこまでの動きはなかったようだ」と語 った。 STOXX欧州600種公益事業株指数やヘルスケア株指数、食品・ 飲料株指数などの景気動向に左右されにくいとされるディフェンシブ銘柄の値下 がりが目立った。 英小売りネクストは8.0%高。クリスマス商戦の売り上げが予想を大幅に 上回ったことが好感された。 ドイツの半導体メーカー、ダイアログ・セミコンダクターは2.7%上昇 した。次世代通信規格「5G」対応の携帯電話とタブレット端末の需要が大きいことを理 由に、第4・四半期の売り上げに前向きな見通しを示したことが材料視された。 (い)
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