[24日 ロイター] - 欧州株式市場は反落して取引を終えた。 ユーロ圏の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が振るわず、景気 減速と金融引き締めによる悪影響への懸念が強まって売りが広がった。 5月にユーロ圏総合PMIは企業活動の伸びが減速し、原材料不足 によって製造業の成長が抑制されたことを示した。 一方、ドイツはインフレと供給問題で需要見通しは厳しいものの、 サービス業の回復で成長軌道を維持している。 INGのユーロ圏担当シニアエコノミスト、バート・コリン氏は「 ユーロ圏の経済には雲がかかっている」と指摘。「問題はサービス業が いつまで消費者から利益を得られるかだ。高インフレのために購買力が 極度に圧迫されている」との見方を示した。 STOXX欧州600種指数は全ての主要セクターが下げ 、可処分所得の圧迫で打撃を受ける高級品や小売部門の下げ幅が目立っ た。 高級ブランド銘柄で構成されるフランスのCAC40指数 は1.66%安。 STOXX欧州600種テクノロジー株指数は2.67% 下落した。写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営する米ス ナップが利益予想を下方修正し、他の主要ソーシャルメディア 銘柄の下落にもつながった。フランクフルト市場でのスナップ株<1SI.F >は44.6%と急落した。 スウェーデンの通信会社テレ・ツー(Tele2)は7 .9%下落。投資会社キネビックがテレ・ツー株の7.2% を売却したことが嫌気された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600 431.58 -4.96 -1.14 436.54 種 FTSEユーロファー 1690.73 -17.33 -1.01 1708.06 スト300種 ユーロSTOXX50 3647.56 -60.83 -1.64 3708.39 <.STOXX50E 種 > (ーからご覧ください)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」