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欧州株式市場=反落、国債利回り上昇とウクライナ危機が重し

    [19日 ロイター] - 欧州株式市場は反落して取引を終えた。
国債利回りの上昇やウクライナ戦争への懸念が重しとなり、企業の決算
発表が集中するシーズンを控えて神経質な展開となった。
    ヘルスケアや主要消費財を含むディフェンシブ銘柄が相場全体を押
し下げた。
    原油価格が下落したものの、STOXX欧州600種石油・ガス株
指数が0.52%上昇した。
    中央銀行が金融引き締めを進めるとの見方を背景に、欧米の債券利
回りは急上昇した。
    フランス石油大手トタル、英同業大手のBP、シ
ェル がそれぞれ1.4%、0.4%、1.6%上昇した。
    TSロンバードの戦略部門のトップ、アンドレア・チチオーネ氏は
「エネルギー(銘柄)は割安だと考えられている。そのため今日のよう
に債券利回りが大きく上昇すると、エネルギーはアウトパフォームする
傾向がある。エネルギーは一般消費財など他のいくつかの部門に比べ、
まだ比較的安値で取引されているからだ」と指摘した。
    チチオーネ氏によると、米石油サービス大手ハリバートン
の好決算も同業他社が追随できるとの期待からエネルギー関連銘柄を引
き上げている可能性がある。  
    一方、国際通貨基金(IMF)と世界銀行は、ロシアのウクライナ
侵攻を背景に2022年の世界経済の成長率予測を引き下げた。
    フランスのCAC40指数は0.83%下落。今月24日
のフランス大統領の決選投票に向けた世論調査で、現職マクロン大統領
のリードがさらに拡大したことが明らかになった。
    フランスの再保険大手スコールは5.2%下落。ウクラ
イナ紛争に関連する費用を計上する見込みと発表したのが嫌気された。
    ポーランドのビデオゲームメーカー、CDプロジェクトは
10.2%安。通期業績の好調にもかかわらず、新作ゲームの発売再延
期が影を落とした。
 <株式指数>               終値   前日比     %   前営業日  コード
                                                       終値  
 STOXX欧州600種   456.28    -3.54  -0.77     459.82          
 FTSEユーロファース  1785.05   -13.71  -0.76    1798.76          
 ト300種                                                  
 ユーロSTOXX50種  3830.76   -17.92  -0.47    3848.68  <.STOXX50E
                                                             >
 
    
 (ーからご覧ください)
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