[30日 ロイター] - <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 STOXX欧州600種 389.36 -3.87 -0.98 393.23 FTSEユーロファースト3 1503.61 -14.49 -0.95 1518.10 00種 ユーロSTOXX50種 3492.54 -35.25 -1.00 3527.79 週明け欧州株式市場は反落して取引を終えた。投資家は英国と欧州連合(EU)の通 商交渉を注視する中で慎重な姿勢だった。 英国がEUを離脱する期日を5週間後に控え、英EUは週末にロンドンで通商協議を 続けた。EUの関係筋によると協議は「非常に難航」した上、英国水域での漁業権、公平 な競争条件(国家補助金)、ガバナンス(紛争解決手続き)について「大きな違い」が残 る。 STOXX欧州600種石油・ガス株指数は3.43%下落した。石油大手 のトタルとBP、ロイヤル・ダッチ・シェルは5%程度の値下 がりとなった。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OP ECプラス」が今週の会合で協調減産の合意に至るかどうかについて先行き不透明感が漂 う中、原油が値下がりしたことが背景にある。 オランダの大手銀行ABNアムロは8.9%下落した。2024年までに 約3000人の人員を削減するとの発表が嫌気された。 この日は値下がりしたものの、STOXX欧州600種指数は月間ベースで13.7 3%上昇し、過去最大の伸びを記録した。今月は、米大統領選で民主党のバイデン前副大 統領が勝利を確実にしたことで米国の通商政策が安定するとの見方や、新型コロナワクチ ンに関する前向きなデータが買い材料となった。米バイオ医薬品大手モデルナは 30日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を米食品医薬品局(FDA)と 欧州医薬品庁(EMA)に申請すると発表した。 (い)
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