[2日 ロイター] - 欧州株式市場は3日ぶりに反落して取 引を終えた。エネルギー株やテクノロジー銘柄が売られたのが相場の重 しとなった。 ただ、中国の経済活動再開の兆しや利上げ懸念の緩和からSTOX X欧州600種指数は週間では0.58%上昇し、2021年 4月以降で最長となる7週連続上昇となった。 2日は石油・ガス株指数が1.06%、テクノロジー株指 数が0.47%それぞれ下落。不動産株指数が1.3 4%高、小売株指数も0.70%上昇したのを相殺した。 金利に敏感なテクノロジー株が下落したのは、11月の米雇用統計 で就業者数増加幅が予想を上回って賃金も上昇したのを受け、米国債に 続いてユーロ圏の利回りも上昇したのが一因。 インタラクティブ・インベスターの投資責任者、ビクトリア・スコ ラー氏は「リスクオン志向の後で利益確定売りが出たようだ。中国の経 済再開への期待が上昇を後押ししていた」と述べた。 個別銘柄では、フランスの製薬大手サノフィが1.9% 下落。希少疾患用バイオ医薬品メーカーのホライゾン・セラピューティ クスを買収する場合は現金で買い付けると表明したのが嫌気さ れた。 スイスの金融大手クレディ・スイスは14営業日ぶりに反 発し、9.3%高。前日は過去最安値を更新していたが、業績見通しの 悪化を受けてコスト削減の加速を検討していることが材料視された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 STOXX欧州600種 443.29 -0.67 -0.15 443.96 FTSEユーロファースト3 1751.99 -2.47 -0.14 1754.46 00種 ユーロSTOXX50種 3977.90 -6.60 -0.17 3984.50 (ーからご覧ください)
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