[22日 ロイター] - 欧州株式市場は反落して取引を終え た。米連邦準備理事会(FRB)が21日、3回連続となる75ベーシ スポイント(bp)の利上げを決め、一段の利上げを示唆したことで景 気後退懸念が高まった。 STOXX欧州600種指数は2021年1月以来、約1 年8カ月ぶりの安値を付けた。金利に敏感なテクノロジー株指数<.SX8P >が4.24%、不動産株指数が4.28%それぞれ下げたの が相場全体を押し下げた。 市場は今週、スウェーデン、スイス、英国のタカ派的な動きや日本 の為替介入といった複数の中央銀行の決定も考慮する必要があった。 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は、ユーロ圏の景気は 悪化しているが、インフレ率は依然としてかなり高いため一段の利上げ が必要だとの認識を示した。 ロンドンのFTSE100種総合株価指数は1.08%安 。イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利を50bp引き上げるこ とを決定し、英経済は景気後退に向かっているもののインフレ抑制を優 先し、引き続き必要に応じて「力強く行動」する方針を示したことが売 りを促した。 個別銘柄では、スペインの銀行サバデルは5.0%上昇 。複数の関係筋によると評価額が最大4億ユーロ(3億9364万ドル )に上るサバテルの決済部門の売却に関する入札提案を3社から受けた ことが材料視された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 STOXX欧州600種 399.76 -7.29 -1.79 407.05 FTSEユーロファースト 1581.20 -27.68 -1.72 1608.88 300種 ユーロSTOXX50種 3427.14 -64.73 -1.85 3491.87 (ーからご覧ください)
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