[18日 ロイター] - 欧州株式市場は反落して取引を終え、S TOXX欧州600種指数は1週間ぶりの安値となった。米連 邦準備理事会(FRB)による早ければ3月の利上げ観測を反映して米 短期国債利回りが上昇し、分野別ではテクノロジー株が最も下げた。 STOXX欧州600種は今月初めに過去最高値を記録したが、中 央銀行のタカ派的姿勢や地政学的緊張、エネルギー価格の高騰が投資家 心理を悪化させて急落。テクノロジー株指数は2.19%下落 した。 エクイティ・キャピタルのヘッドマクロエコノミスト、スチュワー ト・コール氏は「連邦公開市場委員会(FOMC)とイングランド銀行 (英中央銀行)が既に金融引き締めモードに入っており、欧州中央銀行 (ECB)も同じように方針を変え、インフレ対策に向かうと受け止め るのが自然だ。特にエネルギー価格の高騰の影響と、今後も価格上昇が 続くとの見方からだ」と指摘した。 投資家は現在、中央銀行当局者からのタカ派的なシグナルに続き、 来週のFOMCに注目している。 また2021年第4・四半期の決算期には、新型コロナウイルスの オミクロン変異株や供給網の問題が企業業績に与える影響の大きさを把 握するのに役立つと期待されている。 STOXX欧州600種石油・ガス株指数は1.05%上 昇。中東の政情不安で原油供給が限られるとの懸念が強まり、原油価格 が7年ぶりの高値に急騰したことを背景に上がった。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 STOXX欧州600種 479.79 -4.72 -0.97 484.51 FTSEユーロファースト30 1870.30 -16.27 -0.86 1886.57 0種 ユーロSTOXX50種 4257.82 -44.32 -1.03 4302.14 (ーからご覧ください)
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