[9日 ロイター] - <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600種 387.92 -1.98 -0.51 389.90 FTSEユーロファース 1528.10 -6.98 -0.45 1535.08 ト300種 DJユーロSTOXX5 3509.75 -14.01 -0.40 3523.76 <.STOXX50E 0種 > 欧州株式市場は続落して取引を終えた。ドイツの化学大手BASFが、米 中貿易摩擦を理由に軟調な利益見通しを示したことで、化学と自動車株が売られた。銅の 値下がりに伴い鉱業株も値を下げた。 BASFは、第2・四半期と通年の利益が予想を大幅に下回ると警告した。世界経済 の減速が農業と自動車部門の重しになっていると説明した。米中貿易摩擦が企業利益を圧 迫していることが改めて浮き彫りとなった。 同業のバイエルやコベストロ、エボニック、ワッカー ・ケミーが連れ安となった。STOXX欧州600種化学株指数は1. 21%、自動車・部品株指数は1.58%それぞれ低下した。 資源株指数は2.00%低下。金属の最大消費国である中国の需要減少を巡 る懸念から銅が引き続き値を下げ、鉱業株の重しとなった。 デンマークのダンスケ銀行は2.6%安だった。2回目となる2019 年の利益見通し引き下げが嫌気された。大規模なマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑が 浮上した後に疑わしい資金の流れを認めて以来、投資家の信頼回復に苦戦している。 ライアンエアやエールフランスKLMを筆頭に航空銘柄が下落した 。フランス政府が国内発の航空便に環境税を課す計画を発表したことが嫌気された。 一方、オンラインスーパー大手オカドは5.6%上昇した。上半期利益は4 6%減となったものの、通期見通しに自信を示したことで買い安心感が広がった。 (い)
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