[14日 ロイター] - <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600種 368.07 -4.46 -1.20 372.53 FTSEユーロファース 1426.95 -17.97 -1.24 1444.92 ト300種 ユーロSTOXX50種 3305.05 -37.80 -1.13 3342.85 <.STOXX50E > 欧州株式市場は薄商いの中、続落して取引を終えた。英国が入国者 の隔離を義務付ける対象国を拡大したことで旅行株が売られた。世界各 地の軟調な経済指標を受け、新型コロナウイルスの危機によって低迷し た経済の回復ペースを巡って不安が高まった。 STOXX欧州600種旅行・娯楽関連株指数は2.30 %下落し、部門別で最も大幅に落ち込んだ。英航空会社ブリティッシュ ・エアウェイズ(BA)の親会社IAGと英格安航空会社のイ ージージェット、英旅行大手のTUIは4.8%から 8.4%値を下げた。 英政府はフランスからの入国者に対し15日より、14日間の隔離 を義務付けると発表した。オランダとマルタ、その他3カ国も対象国に 追加した。フランスは英国に対して同様の措置を取ると警告した。[nL4 N2FG0I6] フランスのCAC40指数は1.58%下落。フランスの 航空大手エールフランスKLMは5.8%安だった。 米国と中国の小売売上高が軟調だったことも相場を押し下げた。そ の他、ユーロ圏の第2・四半期の就業者数と国内総生産(GDP)が過 去最大の落ち込みを記録した。 米中関係が緊迫化する中、近く開かれる米中貿易交渉が不安視され ている。米国株を過去最高値へ押し上げる主な材料となった米国の景気 刺激策の交渉が進展していないことも懸念材料だ。 こうした中、欧州株は週間ベースで2週連続のプラスとなった。金 融システムに大量の資金が入っていることや、新型コロナのワクチン開 発に対する期待が相場を押し上げた。 (ーからご覧ください)
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