[6日 ロイター] - 欧州株式市場は3営業日続落して取引 を終えた。ヘルスケア株や金利に敏感なテクノロジー銘柄が売られ、相 場全体を押し下げた。主要中央銀行の政策会合を控え、投資家は世界経 済の減速を懸念している。 STOXX欧州600種テクノロジー株指数は1.53% 安。ヘルスケア株指数は1.15%下げた。 欧州中央銀行(ECB)、米連邦準備理事会(FRB)、イングラ ンド銀行(BOE)はいずれも金融政策を決める会合を来週開く。オー ストラリア準備銀行(RBA)は政策金利の引き上げを6日決め、10 年ぶりの高水準となった。 エクイティ・キャピタルの首席マクロエコノミスト、スチュアート ・コール氏は「世界的な景気後退懸念が再び高まっている」とし、「特 に株式に関しては多くの企業があまりにも楽観的で、生活費の高騰が総 消費を今後抑制するという認識もある」と指摘した。 米供給管理協会(ISM)の11月の米非製造業総合指数(NMI )が予想に反して上昇し、先週の堅調な労働市場の指標とともに経済の 底堅さを示す結果となり、FRBの利上げペース鈍化への期待がしぼん だ。 個別銘柄では、フランスのパリ空港公団(ADP)は12 .6%下落。オランダの主要国際空港を運営するロイヤル・スキポール ・グループが、保有するADP株を最近の株価より大幅に安い水準で売 却したのがマイナス要因となった。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 STOXX欧州600種 438.92 -2.55 -0.58 441.47 FTSEユーロファースト3 1734.85 -8.92 -0.51 1743.77 00種 ユーロSTOXX50種 3939.19 -17.34 -0.44 3956.53 (ーからご覧ください)
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