[7日 ロイター] - 欧州株式市場は4営業日続落して取引 を終えた。世界的な景気後退懸念が強まる中、投資家の警戒感からエネ ルギーや銀行銘柄などが売られた。ヘルスケア株の上昇により下げ幅は 抑えられた。 複数の米銀大手が6日、来年の景気後退リスクを警告し、米国市場 が下げたのに続いた。 STOXX欧州600種石油・ガス株指数は1.96%安 。米の燃料在庫が市場予想より大きかったため需要への懸念が強まり、 原油価格が下落したのが嫌気された。 銀行株指数は0.81%安。インフレのピーク時期を巡る 見解が交錯する中、ユーロ圏の国債利回りが数週間ぶりの低水準となっ た。 ヘルスケア株指数は0.70%高。製薬大手グラクソ・ス ミスクライン(GSK)は7.5%高。フランスの製薬大手サ ノフィは6.1%上昇。GSKやサノフィなどの胃炎・消化 性潰瘍治療薬「ザンタック」が原因でがんになったとの訴えが米地裁で 6日に退けられたのが材料視された。 欧州航空機大手エアバスは2.2%安。航空機納入と主力 小型機A320シリーズの生産目標達成時期を取り下げたのが嫌気され た。 欧州連合(EU)統計局が発表した2022年第3・四半期のユー ロ圏域内総生産(GDP)確報値は、速報値から小幅に上方改定された 。個人消費と企業投資が経済を下支えした。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600 436.20 -2.72 -0.62 438.92 種 FTSEユーロファー 1723.75 -11.10 -0.64 1734.85 スト300種 ユーロSTOXX50 3920.90 -18.29 -0.46 3939.19 <.STOXX50E 種 > (ーからご覧ください)
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