[9日 ロイター] - <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600 380.99 +14.59 +3.98 366.40 種 FTSEユーロファー 1473.39 +55.26 +3.90 1418.13 スト300種 ユーロSTOXX50 3407.91 +203.86 +6.36 3204.05 <.STOXX50 種 E> 週明け欧州株式市場は8カ月ぶりの高値に反発して取引を終えた。 米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬ベンチャーのビオンテックが共同 開発する新型コロナウイルスのワクチン開発で大幅な進展があったと発 表したことで市場心理が好転した。米大統領選でバイデン前副大統領が 勝利したことで米国との通商政策が安定するとの期待も高まった。 ファイザーとビオンテックは、初期の大規模な臨 床試験(治験)で感染を防ぐ有効率が90%を超えたと発表した。 新型コロナのパンデミック(世界的大流行)で最大の打撃を被って きたSTOXX欧州600種旅行・娯楽関連株指数は7.00 %上昇し、8カ月ぶりの高値を付けた。 ビオンテックは13.5%高。ドイツのクセトラDAX指数<.GDAX I>は4.94%上昇した。ドイツ株は9月の好調な貿易統計も押し上げ 要因となった。 JPモルガン・アセット・マネジメントの欧州・中東・アフリカ( EMEA)の首席市場ストラテジスト、カレン・ワード氏は「ワクチン の有効性に関する報道は、世界経済や市場が新型コロナによる景気後退 (リセッション)から前に進むために必要な大きな要素だった」と指摘 。「それに加え、バイデン氏の勝利に伴い、通商や気候変動などに関し て、これまでより予測可能な形で多国間協調できることから、均衡のと れた回復軌道に乗る見込みだ」と付け加えた。 英国と欧州連合(EU)の通商交渉も注目されている。英国は漁業 権に関して「良識のある」譲歩に前向きだと述べた。妥結に向け双方に 善意があるとした。 (ーからご覧ください)
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