[11日 ロイター] - 欧州株式市場は続伸して取引を終えた。 米国の物価上昇が鈍化したことで、金融政策引き締めへの懸念が後退し た。STOXX欧州600種は8営業日連続で過去最高値を更新した。 好決算が買い材料となり、欧州株の値上がりが続いた期間は6月以来、 2カ月ぶりの長さとなった。 7月の米消費者物価指数(CPI)は伸びが鈍化し、米連邦準備理 事会(FRB)が直ちに債券買い入れの縮小を示唆するとの懸念が後退 した。 この結果を受け、世界的に株価が上がった。欧州株ではSTOXX 欧州600種小売株指数と銀行株指数、不動産株指数<. SX86P>が値上がりをけん引した。 オランダの銀行ABNアムロは8.6%高。経済回復を 背景に、純利益が市場予想を上回ったことが好感された。 一方、ドイツの鉄鋼・エンジニアリング大手ティッセンクルップ<T KAG.DE>は5.4%下落。通期のフリーキャッシュフロー見通しを引き 下げたことが嫌気された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600 474.32 +2.00 +0.42 472.32 種 FTSEユーロファー 1829.37 +7.91 +0.43 1821.46 スト300種 ユーロSTOXX50 4206.33 +18.51 +0.44 4187.82 <.STOXX50E 種 > (ーからご覧ください)
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