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武田薬、西欧向け医薬品群の売却手続きに着手=関係筋

[フランクフルト/ロンドン 17日 ロイター] - 武田薬品工業はアイルランドの同業シャイアー買収で膨らんだ負債を圧縮するため、西欧地域で取り扱う医薬品群の売却手続きを開始した。事情に詳しい関係筋が明らかにした。

武田は売却によって15億ユーロ(16億8000万ドル)前後を得たい考えで、関心を示している企業などに説明資料を送付したという。

売却対象の医薬品にはドラッグストアなどの店頭で買える一般用医薬品(OTC)と処方薬の両方が含まれており、大半は特許切れの製品。関係筋によると、医薬品群全体の利払い・税・償却前利益(EBITDA)は約1億6000万ユーロで、そのうち約4000万ユーロはOTC薬。

武田は売却先を見つけるためにJPモルガンの助言を受けており、今秋以降に暫定的な買収案を受け付ける考えだという。

武田とJPモルガンはコメントを差し控えた。

武田はシャイアーの買収によって世界での存在感を高めたが、負債も増大。3月末時点で負債は5兆7000億円に上った。

同社は1月に100億ドル規模の資産を売却する方針を打ち出している。その後、スイスの製薬大手ノバルティスにドライアイ治療薬「シードラ」を最大53億ドルで売却することで合意した。

武田はがん、消化器系疾患、中枢神経、希少疾患、血液製剤を中核事業と位置付けており、この5分野以外で資産売却を進める方針。

関係筋によると、西欧地域向けの医薬品群については、同業者かプライベートエクイティ(PE)企業への売却を希望しており、医薬品群を2分割し、2つの売却先を選定する可能性もあるという。

OTC薬は独スタダ、仏ゼンティバ、伊レコルダッチなどが関心を示すと見込まれている。

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