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為替こうみる:ドルの上値は徐々に重く、130円には届かずか=あおぞら銀 諸我氏

[東京 12日 ロイター] -

<あおぞら銀行 チーフ・マーケット・ストラテジスト 諸我晃氏>

先週、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事がバランスシートの急速な縮小について言及したことから、フラットニングしていた米国のイールドカーブがスティープニングし、米10年債利回りが上抜けた。これを受けて日米の金利差拡大の面からドル/円が上昇している。

今後も日米の金融政策の方向性の違いと日本の貿易赤字の拡大がドル/円のドライバーとなる。大きな節目である125.86円に近づいてきており、米消費者物価指数(CPI)の結果次第では、上抜ける可能性が出てきた。

ただ、ドル/円の上値を抑制する材料も出てきている。日本当局からの円安けん制発言はいつ出てきてもおかしくない。また、上海のロックダウンを背景に需要減少懸念から原油先物価格が下落しており、以前ほど日本の貿易赤字拡大に対する逼迫感がなくなってきている。さらに、米FRBがインフレ抑制に向けて急速な金融引き締めを行うとの見方から、株価がネガティブに反応している。このため、ドルの上値が徐々に重くなってくるだろう。

ドル/円の3カ月先の水準は123円台が中心となり、レンジとしては120―126円を想定。米金利の上昇が止まらなければ126円を超える可能性もあるが、130円には達しないのではないか。1年先のレンジは118ー123円が中心になるとみている。

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