August 26, 2019 / 12:08 AM / in 22 days

為替こうみる:ドル売りと円買いの相乗効果で、円高ピッチ速まる場面も=FXプライム 上田氏

[東京 26日 ロイター] -

<FXプライムbyGMO 常務取締役 上田眞理人氏>

ドルは早朝の取引で104.46円まで下落し、1月3日以来の安値をつけた。

米中通商摩擦の激化を嫌気したドル売りと、リスク回避の円買いの相乗効果によって、きょうのようにドル/円の下げが急ピッチになる場面は今後もあるだろう。

米政権は23日、対中制裁関税第1―3弾の税率を25%から30%、第4弾の税率を当初予定の10%から15%にそれぞれ引き上げると発表し、トランプ米大統領は「我々に中国は必要ない」とした。

来年の大統領選挙で再選を目指すトランプ氏は、対外交渉においては、常に「仮想敵国」を作り「強いアメリカ」をアピールすることことが必要だと考えているようだ。そうすれば、国民の興味を自分に引き寄せ、支持率が維持されると思っているのだろう。

今回は、日本との貿易交渉がまとまりそうなので、中国に対して強く出た可能性があるとみている。

ただ、日本にとっては、日米通商協議が進捗しても、グローバルなリスクオフで、円高圧力が払拭できないことになる。

金融政策面については、日銀ののりしろ(緩和余地)が乏しいことにもあり、円高の抑制は難しい。このため、目先は103円半ばまで、次は2016年11月につけた101.19円付近まで円高が進んでも違和感はない。

ただ、一時的に円高ピッチが速まったとしても、ドルの全面安が一気に進むとも思わない。

なぜなら、ドル安の背景で進む、ユーロ高や英ポンド高はファンダメンタルズ面からも政治面からも根拠に乏しく、ユーロや英ポンドを買い続けるというストラテジーには限界があるからだ。

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