March 2, 2020 / 12:30 AM / in a month

為替こうみる:ドル売りは今朝の「セリング・クライマックス」で一旦収束へ=FXプライム 上田氏

[東京 2日 ロイター] -

<FXプライムbyGMO 常務取締役 上田眞理人氏>

ドルはきょう未明の取引で107円付近(106.997円)まで下落し、5カ月ぶり安値をつけた。

今後ドルが107円を明確に割り込めば104円台まで節目はないが、個人的には112円台から始まったドルの急落相場はいったん落ち着くとみている。

ドル安が終息するとみる一つの手掛かりは、投機筋による円ショートの保有状況だ。米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したデータを基にロイターが算出したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組によると、2月25日時点で円の売り越しは2万9168枚増加し、5万6389枚となった。

ドルは20日に112円前半と最近のピークを付け、21日からは反落傾向となったが、その下げ過程でも「絶好の買い場」とみたファンド勢がドルを買い/円を売り続けたことが分かる。

こうしてドルを「高値づかみ」した彼らが、損切りのドル売り/円買いに向かった結果として、きょう未明にドルは107円まで落ち込み、最近のドル安のセリングクライマックスを迎えたとみている。

大幅な株安を受け、米連邦準備理事会(FRB)が早めに金融緩和の準備が整っていることを示したのは金融市場の安定にとって良かったと思うが、米国が先行して大幅な利下げを実施することで「金利が高いからドルが買われる」という構図が壊れることになる。

ただ、主要中銀が協調的に金融緩和を実施するとの思惑も浮上しているため、ドルの比較優位は中期的に保たれる公算が大きい。

一方、新型コロナウィルスに対する日本政府の対応は国民の不信感を高めている。このため、協調利下げで世界の株式市場が回復しても、日本株だけ取り残される可能性があり、結果的に、リスク回避の円買いが再燃する余地もあるとみている。

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