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為替こうみる:ドル117円も、イエレン講演がタカ派なら=外為どっとコム総研 神田氏
2017年3月2日 / 00:40 / 9ヶ月後

為替こうみる:ドル117円も、イエレン講演がタカ派なら=外為どっとコム総研 神田氏

[東京 2日 ロイター] -

<外為どっとコム総研 調査部長 神田卓也氏>

トランプ米大統領の議会演説は、無難に通過した。減税・インフラ投資の具体策は示されなかったが、警戒された過激発言がみられなかったことで、市場の関心は米利上げの行方に切り替わった。

米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派発言が相次いでおり、市場は3月利上げのムードに傾いている。株高はいいとこ取り過ぎる印象があるものの、利上げ期待の高まりの中での上昇でもあり、簡単には崩れそうにない。ドル/円も、根強いトランプ期待を背景に目先は112円でサポートされそうだ。

3月の連邦公開市場委員会(FOMC)はオランダ国政選挙や債務上限枠の期限到来など、ほかの重要イベントと日程が重なるが、現時点ではいずれもリスク警戒の高まりは見られない。去年と違い、新興国市場の動揺も限定的だ。経済指標とリスク資産市場の動向が無難なら、素直に利上げ期待を織り込めそうだ。

明日のイエレンFRB議長の講演で3月利上げへの地ならしがあればドル/円は114円に定着し、115円が視野に入る。FOMCにかけては、瞬間的に117円を試す可能性もありそうだ。

ただ、去年も春先に利上げ期待が高まったが、イエレン議長のハト派発言でハシゴを外された経緯がある。この場合には、年初来安値を試しかねない。

利上げ後の相場動向にも注意が必要だ。過去2回の利上げでは、利上げの前後でいったんピークを付けてその後に上値が重くなるパターンが続いた。3月FOMCを挟んで上値を試す流れが持続するかどうかは、トランプ米大統領の実行力と今後の利上げペースへの思惑次第だろう。

FRBのバランスシート縮小議論からも目が離せない。利上げとともに再投資停止への思惑が強まれば、やや急激な引き締めと受け止められるおそれがある。

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