December 5, 2018 / 2:31 AM / 8 days ago

為替こうみる:不況予想する市場心理、景気減速につながりかねず=三菱UFJMS 服部氏

[東京 5日 ロイター] -

<三菱UFJモルガン・スタンレー証券 シニア投資ストラテジスト 服部隆夫氏>

2年―10年米国債利回りの格差は7ベーシスポイント(bp)台まで低下した。 戦後、米国では9回逆イールドが発生しているが、発生後6カ月─2年で景気後退に突入したとの分析結果がある。 ただ、足元ではまだ逆イールドにはなっておらず、米国経済は10―12月期も2%台後半の成長を遂げるとみられ、現状ではリセッションが予測できる状況ではない。

世界経済をみれば、米国の保護主義を背景に企業経営者のマインドが慎重化し、グローバルに設備投資が鈍化している。

こうした中で、金融市場が米国債のイールド形状を「不況の前触れ」と捉えていることによって、経営者心理が一段と冷え込む可能性があり、米経済や世界経済に減速圧力がかかるリスクがある。

実質インフレスワップでみた日米金利差は、11月初旬の106bpから足元では71bpまで低下してきている。こうした日米金利差の縮小は円高要因となり得る。

10―12月期の米10年国債利回りの予想値の下限は2.8%と想定している。

金融政策面では、パウエル議長とクラリダ副議長の最近の講演内容から、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを従来の想定より落とすことを検討しているもようだ。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表されるフェデラルファンド(FF)金利のドットチャートに加え、潜在成長率を示す長期の経済成長率、潜在失業率にも注目したい。

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