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為替こうみる:円が最弱、ブレグジット巡るリスクは相対的に低下=FXプライム・上田氏

[東京 25日 ロイター] -

<FXプライムbyGMO・常務取締役 上田眞理人氏>

為替市場では、株高を背景とするリスクオン地合いのなか、ドルと円が同時に売られ、ドル/円は方向感に乏しい値動きとなっている。一方、クロス円は堅調で円安傾向が目立ち、足元では円が最弱通貨となっている。

ただ、中長期的にはドルの弱さが浸透してくるとみている。

イエレン前連邦準備理事会(FRB)議長が米財務長官に起用された場合、潤沢な流動性供給が続くことが予想され、米長期金利の上昇は緩やかなものにとどまるだろう。

為替については、少なくとも「強いドル政策」は採用しないとみられ、金融環境からも為替政策からもドルは中長期的に上昇しにくい。

年末までのドル/円相場の下値は102円台、上値は105―106円台と予想する。

英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)については、漁業権のほか、企業支援を巡る公正な競争の確保について依然合意に至らず、「合意なきEU離脱」(ハードブレグジット)の可能性は残っている。世界はコロナの感染拡大に終息のめどが立たないというより深刻な問題に直面しており、市場への影響でハードブレグジットの比重は相対的に低下している。

実際、EUはハードブレグジットとなっても痛くもかゆくもないだろう。

ハードブレグジットは英国固有の地域的かつ長期的な問題として、位置付けられるとみている。

現在2カ月ぶり高値圏にある英ポンドは、ハードブレグジットとなれば、1.3ドルを割り込むだろう。ただ、英ポンドがすぐにも1.25ドルを割り込んで底割れする事態には陥ることはないだろう。

最高値に迫るビットコインについては、株と同様に世界の中銀が供給した流動性の恩恵を受けていると考えている。

暗号資産を巡る取引環境が整いつつあり、地位が安定してきたことを背景に、リスク・マネーの行先として、株の補完的な地位に上りつつある印象だ。ただ、長期の投資家が現行水準で買い増しているとは思えず、下落するときは速いだろう。

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