January 10, 2018 / 5:48 AM / 12 days ago

為替こうみる:円高は限定的、当局の発信力が一段と重要に=三井住友銀 呉田氏

[東京 10日 ロイター] -

<三井住友銀行 市場営業部副部長 呉田真二氏>

昨日の日銀オペは、金融正常化を市場に織り込ませようという意図を感じるものではなかった。事実上のテーパリングはすでに始まっているし、超長期国債の買入減額は今後の発行減に伴ったものというテクニカル要因が真意だったとされており、正常化に向けた動きとは捉えていない。

しかもこういったことを受けて円高が進むと、正常化は逆にやりづらくなる。日銀にとってそれは本意ではないだろう。円相場は昨日やや上昇したが、揺り戻しでやがて元の水準へ戻るとみている。このまま円高にはいかない。

今後数日ぐらいは今回の件が、海外勢の間で円高手掛かりとして意識される可能性があるが、円相場反転の契機になるとは考えていない。それはミスリードで、当局の意図するところでもないだろう。

どこかで正常化には踏み切るのだろうが、それに伴って円がある程度買われるのは想定内。もう少し円安(が進んで円高を吸収できる)バッファーがあってしかるべきではないか。今ここでやるのは、かえって正常化の道を狭めることになりかねない。

今後はこうした問題に対する市場の感応度が上がってくるはずだ。そのため政策当局者は注意深くコミュニケーションをする必要がある。過度に反応させず、しかし正常化への道をある程度織り込ませないといけない。永続的に緩和するとのメッセージは、もう続けられない局面にあることは間違いない。

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