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為替こうみる:変異株出現でもドル高/円安シナリオは変わらず=みずほ銀 唐鎌氏

[東京 1日 ロイター] -

<みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト 唐鎌大輔氏>

新型コロナウイルスの新たな変異株、「オミクロン株」については現時点では分からないことが多く、オミクロン株が登場したことを受けてこれまでのシナリオを変えるというのはまだ難しい。従来の見方通り、ドル高/円安基調が継続するとみている。

オミクロン株に関しては、欧州の感染者の多くが軽症と伝わっているほか、そもそもオミクロン株に対するワクチンは要らないのではないか、という見方もあるようだ。こうした点を踏まえて、従来のシナリオを大きく変える状況には至っていない。

重要なことは、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がタカ派的な姿勢を示した点だ。パウエル議長は緩和縮小を加速すべきとの見解を示したほか、インフレについて「一過性という文言の使用をやめる適切な時期の可能性がある」と発言しており、オミクロン株の出現を受けてもタカ派化している。

目先のドル/円は、年末にかけて113円前半から116円程度で推移すると予想する。次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)でパウエル議長が緩和縮小加速を表明すればドル買い材料となり、年初来高値更新の可能性もあるのではないか。

コロナ禍初期のころと違い、今はワクチンがあるため、株式市場も無制限の株売りのような状況にはなりにくく、リスクオフ姿勢は徐々に和らいでいくとみている。

浜田寛子

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