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為替こうみる:年内はドル頭打ちか、中長期的な上昇基調は不変=あおぞら銀 諸我氏

[東京 24日 ロイター] -

<あおぞら銀行 チーフ・マーケット・ストラテジスト 諸我晃氏>

米連邦準備理事会(FRB)議長の続投が決まったパウエル氏や副議長に指名されたブレイナード理事がインフレに対応するとのコメントを受けて、市場では米国の利上げ期待が急速に高まり、ドル/円の上昇につながった。115円にはオプションのトリガーもあったが、その辺をタッチした後もドル買いの動きがみられる。ただ、ここから先はドル/円の上値は重くなってくるとみている。

戦略石油備蓄の放出を背景に原油先物価格の上昇が一服してきたことから、国内の実需によるドル買い圧力が弱まってきている。投機筋主導でドル/円は上昇していたが、円売りポジションが膨らんでおり、年末にかけては利益確定の動きやポジション調整目的のドル売りが出やすい。

また、米中短期金利の上昇が一服してくれば、ドル/円の上値を抑えるだろう。市場は2022年内に3回近くの利上げを織り込んでいる状況だ。テーパリングが加速する可能性もあるが、FRBは高インフレは供給制約による一時的なものだとみており、テーパリングが終了した後、矢継ぎ早に利上げに踏み切ることはないのではないか。

ドル/円は年内はいったん頭打ちとなり112円―115.50円がコアレンジになると想定しているが、来年にかけては再び上昇基調になるだろう。供給制約が解消されれば、インフレ懸念も落ち着いてくるほか、米景気にとっても良い材料となる。このため、ドル/円の中長期的な上昇トレンドは当面続く。

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