October 7, 2019 / 1:07 AM / 9 days ago

為替こうみる:米経済はピークアウト、平均賃金伸び率低下は黄信号=マーケットストラテジィ 亀井氏

[東京 7日 ロイター] -

<マーケット ストラテジー インスティチュート代表 亀井幸一郎氏>

4日に発表された9月の米雇用統計では失業率が3.5%と50年ぶりの低水準となったことが注目され、非農業部門雇用者数の伸びがほぼ想定内だったことで安ど感が広がった。

しかし、一方で、時間当たりの平均賃金は1年ぶりに3%を割り込んでおり、クリスマス商戦の消費に悪影響を及ぼす可能性があるとみている。平均賃金の伸び率は今年1月―8月は3.1―3.4%のレンジ内で推移していた。

雇用統計が遅行指数である事を考えれば、米国の景気は既にピークアウトしていると考えていいだろう。

今後の米国の政策については、トランプ大統領は引き続き米連邦準備理事会(FRB)に金融緩和を促しつつ、今年中にも前倒しで所得税減税を発表することなどが選択肢として考えられる。 政策発動のタイミングは株価動向に左右されそうだ。

今月後半から米企業の決算が発表されるが、弱い結果となった製造業および非製造業ISMやその他の指標などを踏まえると、足元の業績や業績見通しが強い内容であるとは考えにくい。こうした決算に株価がどのように反応するかが重要であり、為替相場も株価次第になるだろう。

ただ、米国の減税は既に膨張している米財政赤字を一段と悪化させるものだ。財政赤字の拡大によって、金融緩和下においても財政プレミアム(長期金利)が上昇する可能性があり、来年以降の市場のテーマになり得るとみている。

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