January 29, 2020 / 4:31 AM / 2 months ago

為替こうみる:米長期金利低下と底堅いドルの不釣り合い、いずれ解消へ=SMBC日興 野地氏

[東京 29日 ロイター] -

<SMBC日興証券 チーフ為替・外債ストラテジスト 野地慎氏>

最近の外為市場では、米国の長期金利が低下しても、ドル/円が底堅さを維持するというアンバランス(不釣り合い)が観察されている。

この背景には、2つの説明変数がドル/円相場に影響を及ぼしていることがある。

2018年以降のドル/円は、日米10年実質金利差に一定の反応を示しながらも、ドルの実効レートにも影響を受ける形を続けている。

足元では、1つ目の説明変数である米長期金利が低下しているものの、2つ目の説明変数の実効ベースのドル相場がドル高傾向にある。

このため、108円ちょうどに向けたドルの下落モメンタムは強まっていない格好だ。

ただ、中長期的にみれば、ドル高は結局、米国企業部門の収益を圧迫し、米連邦準備理事会(FRB)に金融緩和の継続を促すことになる。そして日米実質金利差が縮小し、ドル/円の下落は、繰り延べられて後々に発生する公算が高くなる。

2018年、2019年とドル/円が緩やかにレンジを切り下げてきたのは、1)ドル高、2)米国の金融緩和、3)日米金利差縮小の繰り返しによるものだ。

米10年国債利回りは前日一時1.5700%まで低下し、昨年10月10日以来3カ月半ぶりの水準まで低下したが、ドルは108円後半で踏みとどまった。

一方で、インターコンチネンタル取引所が算出するICEドル指数は、97.835で前日の取引を終えた。同指数は昨年12月31日に96.058まで下落し直近の安値を付けたが、その後は上昇基調にある。

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