[シドニー 15日 ロイター] - 豪連邦統計局が15日発表した第3・四半期の賃金価格指数(賞与除く時給ベース)は季節調整済みで前期比0.5%上昇、前年比2.0%上昇したが、ともに市場予想を下回った。
最低賃金が3.3%引き上げられたことが全体の伸びを支えたものの、予想ほどの押し上げ効果はなく、さえない内容となった。
指数の発表を受け、豪ドルは対米ドルで4カ月ぶりの安値となる0.7596米ドルに下落。債券利回りも低下した。市場が織り込む利上げの予想時期が2019年に後ずれした。
賃金価格指数の市場予想は前期比0.7%上昇、前年比2.2%上昇だった。
民間セクターの伸び率は前年比1.9%。ヘルスケア、娯楽セクターの伸びが大きかった。公共セクターの伸び率は2.4%。