[1日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスのマーティー・チャベス最高財務責任者(CFO)は1日、債券トレーディングの市場環境について、第2・四半期以降に大きな改善はみられていないとの認識を示した。
同社の債券トレーディング収入は第2・四半期に40%減少した。
同CFOは投資家との電話会議で、第2・四半期のトレーディング収入減少につながったボラティリティーの低迷が「基本的に今四半期も続いている」と指摘した。
電話会議では、ゴールドマンの債券・為替・コモディティー(FICC)トレーディング事業の今後についてや、同事業の立て直しに向けた計画に関する質問が出た。今後2─4四半期に同事業が一段と悪化した場合、ゴールドマンの信用格付けへの影響を懸念する声も上がった。
チャベスCFOは、改善できる分野で顧客と向き合うようにしていると説明。「われわれのサービスがどうか、何が機能していて何が機能していないかなど彼らに質問している」と語った。
ゴールドマンはこれまでヘッジファンドとの関係を重視する傾向があったが、現在は特に大手企業や資産運用会社を顧客のターゲットにしている。
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