January 31, 2019 / 8:52 PM / 17 days ago

米金利先物市場で利下げ観測高まる、FRBのハト派転換受け

[ニューヨーク 31日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が29─30日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定すると同時に、年内の一段の利上げに忍耐強くある姿勢を表明したことで、31日の金利先物市場でFRBの次の動きは利上げでなく利下げになるとの観測が高まった。

FRBは2018年12月のFOMCで25ベーシスポイント(bp)の利上げを決定。同年としては4回目の利上げで、19年は2回の利上げが実施されるとの見通しを示していた。

ただそれから6週間後に開いた1月のFOMCでスタンスをハト派的に転換させたため、19年後半から20年にかけて限月を迎えるフェデラルファンド(FF)金利先物に買いが殺到。31日の取引で金利先物価格が急上昇し、向こう1年間にFRBが政策金利を引き下げる確率は約3分の1であることを示す水準となった。CMEのフェドウオッチによると、前日はこうした確率は約5分の1だった。

この日の取引で20年1月限のFF金利先物価格は19年1月限と比べて6.5bp高くなり、差は4週間ぶりの大きさとなった。

今回のFOMCでFRBはバランスシートの縮小ペースを変更する用意があるとも表明。パウエルFRB議長は記者会見で、利上げを実施する論拠は後退したとの見方を示すと同時に、FRBがバランスシートの縮小をより早い時期に停止する可能性があることも明らかにした。

BNPパリバ・アセットマネジメント(ニューヨーク)のシニアエコノミスト、スティーブン・フリードマン氏は「(FRBの金利とバランスシートに関する見解は)極めてハト派的な組み合わせで、いかなる 利上げの可能性も排除するものだった」と指摘。RJオブライエン・アンド・アソシエーツ(シカゴ)のバイスプレジデント、アレックス・マンザラ氏は「市場は向こう1年間にFRBが利下げに動くとの見方に傾いている」と述べた。

ただ、カラモス・インベストメンツ(シカゴ)の債券戦略部門責任者、マット・フロイント氏は「市場が力強く推移すれば、追加利上げもあり得る」と指摘。アナリストの間では、米労働市場の引き締まった状態が継続し、株式相場も回復を続けた場合、FRBは再び引き締めスタンスに戻る可能性があるとの見方も出ている。

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