[ボストン 3日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標 15時56分 104*18.00 2.1671% <US30YT=RR 銘柄) > 前営業日終 101*30.50 2.2850% 値 10年債(指標 15時56分 100*09.50 1.7174% <US10YT=RR 銘柄) > 前営業日終 99*07.00 1.8360% 値 5年債(指標銘 15時55分 99*25.75 1.5408% 柄) 前営業日終 99*07.75 1.6590% 値 2年債(指標銘 15時54分 99*29.50 1.5400% 柄) 前営業日終 99*24.88 1.6140% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物12 160*28.00 158*06.00 月限 Tノート先物12 129*31.00 128*28.50 月限 米金融・債券市場では、米債利回りが急低下した。トランプ大統領 による通商を巡る強硬発言を受け、質への逃避が広がった。 午後の取引で指標10年債利回り は12.7ベーシス ポイント(bp)低下の1.709%。正午前後には一時14.3bp 低下の1.693%まで低下した。1日の低下幅としては2018年5 月以来の大きさだった。 トランプ大統領はこの日、中国との通商交渉合意に期限はないとし 、来年11月の大統領選挙後まで待った方が良いかもしれないと表明。 これを受け、欧州債利回りが低下したほか、米国株も大幅安となった。 バークレイズのグローバル物価連動リサーチ部門責任者、マイケル ・ポンド氏は「通商面での不確実性を背景とする世界的なリスクオフ」 と述べた。 米2年債利回りは8.2bp低下の1.532%。ポン ド氏は米連邦準備理事会(FRB)に対する利下げ圧力が高まる予想を 反映した可能性があるとした。2年債利回りの低下幅は10月31日以 来の大きさだった。 ブリン・マー・トラストの債券部門ディレクター、ジム・バーンズ 氏は、トランプ大統領の通商に関する発言によって不確実性が長期化す る可能性が示され、FRBの政策金利を巡る判断などに一段と影響を与 えるかもしれないと指摘。「これらの発言が投資家心理を圧迫した」と 述べた。 また、米通商代表部(USTR)がフランス製品に対し追加関税を 課す可能性があると明らかにしたことを受け、フランスや欧州連合(E U)が報復の用意があるとしたことも重しになった。[nL4 N28D31S] (ーからご覧ください)