[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 15時24分 100*18.50 2.9707% 柄) 前営業日終値 100*09.00 2.9860% 10年債(指標銘柄 15時24分 100*16.00 2.8171% ) 前営業日終値 100*14.00 2.8240% 5年債(指標銘柄 15時19分 100*05.50 2.7123% ) 前営業日終値 100*06.25 2.7070% 2年債(指標銘柄 15時22分 100*01.00 2.6078% ) 前営業日終値 100*01.75 2.5950% 清算値 前日終値 コード Tボンド先物9月限 145*21.00 145*15.00 Tノート先物9月限 120*19.00 120*20.00 米金融・債券市場では、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議 長の講演を翌日に控え、国債はほぼ横ばいで推移した。 FRBが前日に公表した7月31日─8月1日の連邦公開市場委員 会(FOMC)の議事要旨では、経済の力強さに対応するために近い将 来に利上げを実施する可能性について討議されたことが判明。ただ同時 に、世界的な貿易摩擦が企業や家計に及ぼす影響について議論されたこ とも明らかになった。 議事要旨についてソシエテ・ジェネラル(ニュヨーク)の米金利戦 略部門責任者、スバドラ・ラジャッパ氏は「ほぼ現状維持だった」とし 、「金融政策の変更に関しては何の手掛かりを与えるものではなかった 」と指摘。このため、明日のジャクソンホール会議に注目が集まってい るとしている。 パウエルFRB議長は24日、米ワイオミング州ジャクソンホール で行われている経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演を行 う。 FRBの政策運営を巡り、トランプ米大統領は20日にロイターが 行ったインタビューで、FRBのパウエル議長が利上げを継続する方針 であることについて「気に入らない」などと発言。市場ではパウエル議 長が講演で利上げペースについて手掛かりを示すか、またトランプ大統 領の発言に何らかの反応を示すのか注目されている。 FRBの利上げぺースを巡っては、カンザスシティー地区連銀のジ ョージ総裁がこの日、年内は「あと2回の利上げを実施することが適切 となると考えている」と述べている。 CMEグループのフェドウォッチによると、先物市場は9月に利上 げが決定される確率は96%、12月の確率は62%であることを織り 込む水準にある。 午後の取引で10年債利回りは2.821%と、前日 終盤の2.824%から低下。2年債と10年債の利回り格差US2US10= TWEBは20ベーシスポイント(bp)と、2007年以来の水準に縮 小した。 市場では米中通商摩擦の行方のほか、トランプ大統領の元選対本部 長ポール・マナフォート被告が有罪評決を受けたこと、またトランプ氏 の元顧問弁護士マイケル・コーエン被告がトランプ氏の指示で不正行為 をしたと認めたことが中間選挙にどのような影響を及ぼすのか注目され ている。 <ドル・スワップ・スプレッド> LAST Change U.S. 2-year dollar swap spread 18.25 (-0.50) U.S. 3-year dollar swap spread 16.50 (-0.75) U.S. 5-year dollar swap spread 13.00 (-0.75) U.S. 10-year dollar swap spread 7.00 (-0.25) U.S. 30-year dollar swap spread -6.00 (+0.50) (ーからご覧ください)