[ニューヨーク 5日 ロイター] -
米東部時間 価格 利回り コード
30年債(指標 17時05分 92*14.00 3.4054% <US30YT=RR
銘柄) >
前営業日終 93*11.50 3.3540%
値
10年債(指標 17時05分 97*00.00 3.2328% <US10YT=RR
銘柄) >
前営業日終 97*10.00 3.1950%
値
5年債(指標銘 17時05分 99*03.00 3.0727%
柄)
前営業日終 99*06.00 3.0520%
値
2年債(指標銘 17時05分 99*23.50 2.8891%
柄)
前営業日終 99*24.00 2.8800%
値
清算値 前日終値 コード
Tボンド先物12 137*09.00 137*29.00
月限
Tノート先物12 117*21.50 117*27.50
月限
米金融・債券市場では国債利回りが上昇。30年債利回りが4年ぶ
り高水準に達するなど長期ゾーンの売りが膨らみ、イールドカーブはス
ティープ化した。
朝方発表された9月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が13万4
000人増と、市場予想の18万5000人増を下回ったものの、失業
率は3.7%と、約49年ぶりの水準に改善。時間当たり平均賃金は前
月比0.3%増、前年同月比2.8%増。
30年債利回り は一時7ベーシスポイント(bp)上
昇し、4年ぶり高水準の3.424%を付けた。指標10年債利回り
も5.3bp上昇の3.248%。
ボヤ・インベストメント・マネジメントの債券部門最高投資責任者
(CIO)のマット・トムズ氏は、雇用統計は市場の見方を変えるほど
ではないものの堅調な内容で、10年債の上昇は納得がいくと指摘した
。
雇用統計発表直後、利回りは総じて低下。ただ間もなく上昇に転じ
、午後の取引では今週見られた債券売りが戻り、利回りは上げ足を速め
た。
TDセキュリティーズのグローバル金利戦略主任、プリヤ・ミスラ
氏は「非農業部門雇用者数は予想を下回る伸びにとどまったものの、失
業率が低下した理由は正当で、賃金も堅調な伸びを示し、全体的には底
堅い内容だった。ただ、金利市場の反応には首をかしげる」と述べた。
2・10年債利回り格差は34.6bpと、前日終
盤の31.5bpから拡大。5・30年債利回り格差も
33.8bpに拡大した。
アナリストの間からは、利回り上昇は国債供給増が主因との声も聞
かれた。ブラックロックの試算によると、今年の米債供給量はネットベ
ースで9000億ドル超に倍増し、2019年には1兆2000億ドル
近辺に達する可能性がある。
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