August 15, 2019 / 12:37 AM / 3 days ago

米長短金利逆転こうみる:主要因はマネーフロー=バンカメメリル 大崎氏

[東京 15日 ロイター] -

<バンクオブアメリカ・メリルリンチ チーフ金利ストラテジスト 大崎 秀一氏>

米国における長短金利逆転の主要因は、景気後退懸念よりも、マネーフローだとみている。長期金利がマイナス圏に沈む日欧に対し、米国は下がったとはいえプラス圏だ。投機的な買いやヘッジ目的の買いなどを巻き込んで長期金利が下がっているのだろう。

足元の米長期金利低下がこのまま続くかは微妙だ。米国経済指標をみる限り、本格的な景気後退を警戒させるほどは悪化していない。米国の対中追加関税第4弾が一部延期されたのは、消費財を通じた米経済への悪影響をトランプ大統領が懸念したからだ。選挙をにらみ対中強硬姿勢が一時的にせよ変化する可能性もある。

ただ、逆イールドが自己実現的に景気後退をもたらす危険もある。市場センチメントが悪化するなかで、株価が急落し、逆資産効果で消費が減少するルートは警戒感をもってみておくべきだろう。

円債市場でも米市場に従って長期金利は低下しそうだ。ただ、参加者の多くがお盆休みのなか、売り手が乏しくなっており、それが金利低下に拍車をかけている面もある。積極的に買われている印象はあまりない。

注目はあす16日に予定されている日銀の残存期間5年超10年以下の国債を対象をした買い入れオペだ。金利低下を防ぎに来るのか、それとも容認するのか。容認姿勢が確認されれば、長期金利はマイナス0.25%を目指すことになりそうだ。

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