May 29, 2019 / 5:35 PM / 19 days ago

米FDIC、農業融資の返済遅延を報告 米中貿易戦争で圧迫の恐れ

[ワシントン 29日 ロイター] - 米連邦預金保険公社(FDIC)幹部は29日、今年初めに農業部門に対する融資の返済遅延が目立っていたことを明らかにした。商品(コモディティー)価格の下落ですでに苦境に陥っている米国の農家が、通商問題を巡る国際的な緊張の高まりで一段の圧力を受けている可能性があることが示唆された。

FDICは国内行の健全性に関する四半期報告で、2018年に始まった米中貿易戦争について直接言及しなかったものの、FDIC当局者は一部の農業関連銀行から資産の質の悪化に関する報告を受けていることを明らかにした。

FDICの保険・調査部門ディレクター、ダイアン・エリス氏は記者会見で、商品価格の下落を受け農業部門は何年も前から圧迫を受けていたとし、農家の収入は6年前の半分の水準に落ち込んでいると指摘。「圧迫が顕在化し始めている」とし、こうした問題で「主に中部地域の地銀が影響を受ける」と述べた。

その上で地銀による農家に対する融資のうち、返済が少なくとも90日間滞っている融資の割合は第1・四半期は1.28%に上昇したことを明らかにした。11年第3・四半期以来の高水準となる。

このほかFDICが公表したデータによると、返済が少なくとも30日間滞っている融資の割合は2.19%と、11年第1・四半期以来の高水準となった。

米中貿易戦争がエスカレートするなか、中国は米国産大豆の輸入を大幅に削減。両国が関税措置の応酬を繰り広げる中、商品価格も過去1年間で下落している。

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