February 27, 2020 / 3:25 PM / 3 months ago

米GDP改定値、2.1%増と変わらず 19年10─12月期

* 第4四半期の米GDP改定値、前期比年率+2.1%=商務省(予想:+2.1%)

* 第4四半期の米個人消費支出改定値、前期比年率+1.7%=商務省

* 第4四半期の米デフレーター改定値、前期比年率+1.3%=商務省(予想:+1.4%)

* 第4四半期の米最終需要改定値、前期比年率+3.1%=商務省

* 第4四半期の米コアPCE価格指数改定値、前期比年率+1.2%=商務省(予想:+1.3%)

[ワシントン 27日 ロイター] - 米商務省が27日発表した2019年第4・四半期の実質国内総生産(GDP)改定値(季節調整済み)は年率換算で前期比2.1%増だった。速報値から改定されなかった。市場予想と一致した。

第4・四半期は輸入の減少が下支え要因となった。

第3・四半期GDPも2.1%増だった。

19年のGDPは前年比2.3%増と、3年ぶりの弱い伸びとなった。トランプ政権の成長率目標である3%を2年連続で下回った。

GDPは速報値から改定されなかったものの、個人消費は下方改定された。設備投資は2.3%減と、速報値の1.5%減から下方改定された。3四半期連続でマイナスとなり、落ち込みが続いた期間は09年以来の長さだ。設備投資のうち機器への投資の下方改定が目立った。政府支出も当初予想より弱かった。一方、住宅建設投資と在庫は上方改定された。

国内需要を計るために用いる貿易と在庫、政府支出を除くGDPは年率で1.3%増と、速報値の1.4%増から下方改定された。

金融市場で新型コロナウイルスに関する不安がまん延している。新型ウイルスによって中国を中心に2000人超が死亡した。感染は他国に拡大している。11年目に入った過去最長期間続く米景気拡大へリスクを及ぼしかねない。

比較的安全な資産とされる国債などが好まれ、株式などのリスク資産は売り込まれている。また、金利先物市場が織り込む米連邦準備理事会(FRB)の利下げ確率は上昇。FRBは19年に3回利下げした後、少なくとも20年末までは金利を据え置くことを示唆してきた。

現時点で新型ウイルスが米経済に打撃を与えている明確な兆しはないが、エコノミストは不振にあえぐ製造業が供給網の混乱や輸出低迷に直面すると見込む。サービス業は旅行・観光業の不振が打撃となる可能性がある。

株の値下がりが続けば消費者心理が冷え込み、既に鈍化している個人消費が低迷する可能性がある。エコノミストはまた、企業利益が圧迫されることで解雇が増え雇用が鈍化することを不安視している。労働市場は米経済の主要な下支え要因だ。

トランプ米大統領は26日、新型ウイルスについて、米国民に対するリスクは「非常に低い」と述べた。保健当局が全力で対策にあたる準備をしているとした。

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