[11日 ロイター] - 米自動車部品メーカー、キー・セイフティー・システムズ(KSS)は、民事再生手続き中のタカタの事業買収に向け、親会社である中国の寧波均勝電子やプライベートエクイティ(PE)会社などから資金を確保した。
寧波均勝(ニンボー・ジョイソン)の発表文によると、買収資金15億9000万ドルの一部はPE会社パシフィック・アライアンス・グループ(PAG)とフューチャー・インダストリー投資ファンドが引き受けた。エアバッグの大規模リコール(回収・無償修理)に起因する負債は買収の対象に含まれない。
KSSは、買収したタカタの資産を自社の事業と統合するのに伴い、社名を親会社の英語表記にそろえて「ジョイソン・セイフティ・システムズ」に変更。寧波均勝が過半数株式を保有する。
大規模リコールを受けてタカタは昨年、民事再生法の適用を申請。米国法人TKホールディングスも破産法の適用を申請した。