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総選挙こうみる:野党分裂で安倍批判票が分散=東大大学院教授 内山氏
2017年10月22日 / 13:25 / 1ヶ月後

総選挙こうみる:野党分裂で安倍批判票が分散=東大大学院教授 内山氏

[東京 22日 ロイター] -

<東京大学大学院総合文化研究科 教授 内山融氏>

選挙の序盤戦では希望の党がかなり取るのではないかと言われていたが、結局のところ小池代表の失言などもあり失速した。安倍政権への批判票が、希望の党、立憲民主党、その他の野党の間で分散してしまってその結果、自民党が勝利したということだと思う。   今後、経済財政政策については、安倍首相の公約通り消費税を本当に引き上げるかどうかはぎりぎりまでわからないと思うが、いずれにしても消費税の増収分の使途変更、チャイルドケアなど教育に充てていくという方向にいくと思う。

森友・加計問題で新たな特ダネが出てくれば別だが、そうでない限り、来年の自民党総裁選で安倍首相の3選の可能性はかなり高いと思う。   今後の注意すべき点として、一つは財政政策。選挙を受け、消費税増税、使途変更ということになるが、これで財政の健全化が遠のいてしまう。今、金融緩和もだんだんと限界に近づいており、アベノミクスの出口戦略というのを考えなければいけない段階にある。しかし、財政を健全化して金融緩和も終了させていくというのが、今の安倍政権の姿勢から見えてこない。そこが懸念される。

憲法改正については、維新の会や希望の党も積極的なので、国会の中では改正の手続きが進む可能性が高い。だが、国民投票というのはリスクが高い。イギリスのEU離脱の時がそうだったが、国民投票をすると、国民が分断されてしまう。仮に国民投票で憲法改正が通ったとしても通らなかったとしても、それが日本国民の中に大きな亀裂を残してしまう。これが大きな懸念だと思う。

宮崎亜巳

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