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縦割り行政の弊害打破へ、統合型リゾートは今後も推進=菅官房長官

[東京 4日 ロイター] - 自民党総裁選に立候補した菅義偉官房長官は4日夜、民放の番組に出演し、「まずはコロナ対策にまさに全力で尽くす。コロナ後は縦割りを打ち破って規制改革、既存の権益を打ち破る。国民の幸せ、日本再生に努めていきたい」と抱負を語った。

菅氏は3日の出馬会見で、複数の省庁がそれぞれダムを管理する縦割り行政が、水害時に放流する際のネックになっていたと指摘。4日のテレビ番組では、「昨年、水害で大変だった方々もおり、関係省庁に来年まで役立つことをあげてほしいと指示した」ことを明らかにした。その上で、縦割りの打破に取り組む姿勢を強調した。折しも現在、台風10号が日本の南部に接近している。

また、安倍政権で成果を上げたとアピールするインバウンドについて、足元は世界的な新型コロナウイルスの感染拡大で停滞しているが、引き続き注力する政策だと強調した。

特に、カジノを含む統合型リゾート(IR)に言及。「IRは観光政策を進める上で必要不可欠と考えている」と語った。「カジノだけに目が行きがちだが、家族とともに過ごせる施設やホテル、国際会議の際に家族で来て宿泊して楽しめるなど、政府としてIRは進めていこうと思っている」と述べた。 (中川泉 )

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