[東京 29日 ロイター] -
<マネックスグループ 社長 松本大氏>
岸田文雄氏は英語を話す。年齢も60代(64歳)と、菅義偉首相(72歳)から若返る。今回の総裁選の結果は日本市場にはポジティブ、いいきっかけになると思う。
安倍晋三元首相の時代には自ら海外行脚に出かけて大手機関投資家のトップとも積極的に話をしたりしてきたが、残念なことに菅首相はそういうことを一切してこなかった。
新内閣の顔ぶれは分からないが、岸田氏が首相になれば、海外投資家に対して英語での発信力も期待できるだろう。
日本はこの20年間、本当に色々なことが遅れてしまった。
新政権に対しては、遅すぎるということはないので、足の引っ張り合いなどをせず、ダイバーシティ(多様性)や適材適所を実現し、規制緩和にしっかり取り組むことを期待したい。 (植竹知子)
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