February 23, 2018 / 3:08 PM / 6 months ago

英中銀政策運営、生産性の伸びがカギ=ラムスデン副総裁

[ロンドン 23日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)のラムスデン副総裁は23日、英国の生産性の伸びを巡る先行き不透明性が金融政策運営における主要なカギとなるとの見解を示した。

英中銀は昨年11月の金融政策委員会で約10年ぶりに利上げを決定。決定は7対2で、ラムスデン副総裁はカンリフ副総裁とともに、賃金の伸びが低いため現時点で利上げは正当化できないとして、据え置きを主張していた。

ラムスデン副総裁は英国産業連盟(CBI)主催のイベントで行った講演で、「経済(成長率)の速度規制が1.5%近辺にある可能性があるとの見方は金融政策委員会のもので、経済の余剰能力がほとんどないなか、予見可能な将来の実際の成長率が1.75%近辺となる異例に軟調な状況下でも、過剰な需要を創出することは可能だ」と述べた。

英中銀のハルデーン理事は21日に行ったインフレ報告に関する議会証言で、インフレ率を目標に到達させるために金利は中銀の見通しよりも速く上昇する必要がある可能性があるとの見方を表明。

ラムスデン副総裁はこれには直接言及せず、生産性の伸びが軟調となっていることが金利押し下げ要因となり、金利はインフレを目標を超える水準に押し上げることなく経済を成長させられると中銀がみなす水準にとどまるとの見解を表明。英中銀は、景気後退(リセッション)には陥っていないものの、成長率が2%を下回る状態の経済の運営にほとんど経験がないと指摘した。

そのうえで、「英国の生産性が軟調になっていること、およびこれを巡る先行き不透明性がこうした異例な展開の主要な要因となっており、このため、このことが金融政策を検討する際のカギとなる」と述べた。

同副総裁は英国の生産性が危機前の平均2%の水準を回復するかを巡っては大きな不透明性が存在すると指摘。「生産性の伸びが低迷する期間がこれほど長く続いた後、生産性の伸びが低水準にとどまる新たなパラダイムに入ったと考えることは理に適う」と述べ、こうした状況は世界的にも見られているとの見方を示した。

英国の生産性は金融危機以来低迷しており、ここ10年間の生産性は公式統計に基づくと19世紀初頭以来の低水準にある可能性がある。

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