May 3, 2019 / 9:04 AM / 21 days ago

英地方選、与党保守党と最大野党がともに苦戦=暫定集計結果

[ロンドン 3日 ロイター] - 英国のイングランドで2日に実施された統一地方選で、メイ首相率いる保守党と最大野党の労働党がともに議席数を大きく減らしたことが、暫定集計結果で3日、明らかになった。欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る政治の混迷が不支持につながったとみられる。

英BBCの集計によると、イングランドの約半数の地方議会選の結果が明らかになった時点で、保守党は433議席を、労働党は81議席を、それぞれ失った。両党ともにブレグジットを巡り党内の分裂が深まっている。

今回の統一地方選では、イングランドの自治体の地方議会の8000議席以上が改選対象となった。

一方、自由民主党は議席を増やした。同党は前回2015年の地方選で、保守党と連立政権を組んだことへの批判を反映して議席を減らしていたが、それを今回取り戻した。

自由民主党はブレグジットを巡る混迷を打開するには国民投票の再実施が必要という明確なメッセージを打ち出しており、政治活動家によると、これが支持獲得につながった。

英国の選挙分析の専門家、ジョン・カーティス氏はBBCに対し「保守党のブレグジット対応について有権者が不満を募らせていることは分かっていたが、ブレグジットに関する政府の立場に対する労働党の対応にも有権者は不満を感じているようだ」と指摘した。

暫定集計結果によると、自由民主党は301議席を増加。このほか、無所属の候補は215議席、緑の党は38議席それぞれ増やした。緑の党も国民投票の再実施を訴えている。

労働党筋によると、地方選は従来から保守党が有利な「厳しい」戦いのため、今回の地方選でこれまで示された結果はほとんど不安材料になっていないという。

保守党も厳しい戦いだったと認めており、メイ首相の離脱協定案を3回にわたり否決した議会での同党の対応の悪さが敗北を招いたと自省する声も出ている。

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