September 16, 2019 / 4:58 PM / a month ago

香港格付け見通し「ネガティブ」に変更、「Aa2」は維持 =ムーディーズ

[香港 16日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズは16日、香港の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。ただ「Aa2」格付けは維持した。

ムーディーズは格付け見通しの変更について、「逃亡犯条例」改正案をきっかけとする政府への抗議活動で「香港の力強さが減退する」リスクが高まっていることを反映したと説明。格付けを維持したことについては、「財政バッファーと対外バッファーがともに力強く、政府債務も最小限である一方、財政備蓄と外貨準備が潤沢」であることを踏まえたとした。

ムーディーズは声明で「香港特別行政区における、中国経済の近さと中国の法律と規制からの遠さとの間の均衡に変化が見られれば、香港の格付け引き下げにつながる可能性についてこれまでも指摘してきた」とし、「香港の格付け見通しをネガティブに変更したことは、変化が出始めているとの懸念が台頭していることを示している」とした。

その上で、抗議デモ、もしくは香港当局の抗議デモに対する措置で香港の中期経済見通しが阻害されると判断した場合、香港の格下げに踏み切るとした。

格付け会社フィッチ・レーティングスは6日、抗議デモによる政情不安が続いていることを理由に、香港の外貨建て長期発行体デフォルト格付け(IDR)を「AAプラス」から「AA」に引き下げたと発表。格付け見通しは「ネガティブ」とした。

ナティクシス(香港)のエコノミスト、ギャリー・ング氏は、格付会社によるこうした反応は一種の警告だと指摘。「短期的に市場が大きく荒れることはないと予想されるが、影響は中期的に出始める」と述べた。

香港では中国本土への容疑者の引き渡しを可能とする同改正案をきっかけに抗議デモが発生。香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は今月4日に同改正案の正式撤回を表明したものの事態は収束しておらず、14日には政府に抗議するデモ隊と親中国派のデモ隊が衝突し警察が介入する事態となったほか、15日には金鐘地区にある中国人民解放軍基地周辺で一部デモ隊が警察に向かってれんがを投げつけたり、10月1日の中国建国70周年をアピールする赤い旗を引きずりおろしたり、火をつけたりするなどの事態となった。

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