[東京 31日 ロイター] - ANAホールディングスは31日、2023年3月期通期の連結業績予想を上方修正した。純損益は400億円の黒字(前年は1436億円の赤字)となる見通し。水際対策の緩和により国際線で旅客需要が想定以上に回復するほか貨物も堅調に推移しており、従来予想の210億円の黒字から上振れる。3年ぶりに黒字転換する見込み。
IBESがまとめたアナリスト9人のコンセンサス予想では、23年3月期通期の連結純損益の平均値は346億円の黒字となっており、修正後の会社予想は市場予想を上回っている。
通期の連結営業損益は650億円の黒字(前期は1731億円の赤字)で、従来予想の500億円の黒字から引き上げた。アナリスト12人のコンセンサス予想では、23年3月期通期の連結営業損益の平均値は704億円の黒字となっており、修正後の会社予想は下回っている。
通期の売上高は前年比66.6%増の1兆7000億円で、従来予想の1兆6600億円から上方修正した。 (*決算数字はをご覧ください。)
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