March 8, 2018 / 3:51 PM / 5 months ago

ECB理事会後のドラギ総裁発言要旨

[フランクフルト 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は8日の理事会で、主要政策金利を予想通り据え置いた。ただ、必要なら債券買い入れ規模を拡大するとの従来の方針、いわゆる「緩和バイアス」を撤回し、量的緩和の解除に向けた手続きを小幅ながら一歩前に進めた。

ドラギ総裁の理事会後の記者会見での発言要旨は以下の通り。

<通商論争>

われわれは、論争は多角的な枠組みのなかで協議、解決される必要があり、一方的な決定は危険であると考えている。

<通商関係>

同盟国に対し関税措置を導入した場合、どの国が敵対国になるのか疑問が生じる。

<米国の関税措置の影響>

信頼感に対する影響を推し量るのは非常に難しい。ただ信頼感にマイナスの影響が出る場合、インフレと見通しに対してマイナスとなる。

<銀行向け緊急流動性支援(ELA)の中央集中化>

ELAの中央集中化を巡っては、理事会が協議に加わり、最終的に決定するプロセスを通して結論が出される必要がある。現時点では法的に可能ではない。現時点では自分自身は満足しておらず、変更が必要だと考えているシステムの進化となる。

<ラトビア問題は資金洗浄巡る協力の必要性示す>

資金洗浄を巡る現在の状況は満足できるものではない。各国当局間の一段の協力、情報交換、協調が必要となっている。さらに、各国の当局と(単一監督メカニズムを含む)監督部門の一段の協力も必要だ。

<ラトビア問題巡り、欧州司法裁判所に状況説明求める書簡送付>

ラトビアについて、われわれは十分な情報を持っていない。このため欧州司法裁判所(ECJ)に状況の説明を求める書簡を本日、送付する。

<成長リスクはおおむね均衡>

ユーロ圏の成長見通しを巡るリスクはおおむね均衡していると判断されている。

<保護主義>

前向きで循環的な勢いは短期的に一段と力強い成長につながる可能性がある。一方、下方リスクは、保護主義の台頭、および外国為替相場とその他の金融市場の動きなど、主に世界的な要因に起因している。

<潤沢な金融刺激なお必要>

中期的に基調的なインフレ圧力を継続的に押し上げ、総合インフレの進展を支援するため、潤沢な金融刺激策はなお必要となっている。

この継続的な支援は、純資産買い入れ、買い入れられた資産の大きな規模、今後の再投資、金利を巡るフォワードガイダンスにより提供されている。

<基調的なインフレは抑制>

基調的なインフレを示す指標はなお抑制されており、持続的な上昇トレンドを示す納得できる兆候はまだ見られていない。

<為替レートを注視>

(インフレが抑制されているとの文脈のなかで)インフレ見通しに及ぼす影響の観点から、理事会は為替レートと金融情勢を今後も注視する。

<成長の加速>

スタッフ予想を含め入手可能な情報は、域内の堅調かつ広範な成長の勢いを裏付けるもので、これは今後短期的に、従来予想をわずかながら上回るペースで拡大していく見込みだ。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below